40代後半に差し掛かり、いよいよ「死」というものを多少考えるようになってきました。
このまま借金を完済できないまま死にたくないなぁ。
借金があるから相続放棄して欲しいということはどう伝えればいいんだろう?
借金のことが一番に頭に浮かぶ一方でこんなことも考えました。
死んだ後この部屋の片づけって親族にさせることになるんだよな…。
借金がある上に死んだ後に親族に迷惑をかけたくない、その思いからミニマリストという人達に興味がわくようになりました。
お金をかけて買ったのに使われていない物たち
生前整理をしよう!
それからミニマリストの方々が発信しているYouTubeを見漁る日々が始まりました。
日々の生活の中、イヤホンをして常にミニマリスト系YouTube動画を流しっぱなしにしてミニマリズムを頭の中に叩き込みました。
ミニマリストの生活を見てまず目についたのが部屋の床が見えるスペースの広さでした。
こんなに物を減らせるのか!?
自分の部屋を見渡すと部屋のスペースを潰している大物家具がすぐに目に飛び込んできました。
- テレビ、テレビ台
- タンス
- 2つのパソコン机
まずは全く見なくなったテレビから処分することにしました。
テレビを処分すればスペースも大きく空くしNHKの受信契約も解約して節約にもなります。
テレビの処分方法、NHKの解約について知りたい!という方はこちらもどうぞ▼
【NHK解約】チューナー付きカーナビはどうする?
次にタンスを処分することにしました。
タンスはその大きさもさることながら中身の服達を処分することで死後の遺品整理も楽になります。
タンスから出てきた大量の服と布製品。
当時は一週間に一度のペースでまとめて洗濯すればいいように10着のTシャツや下着、靴下を用意していました。
これを半分の5着セットに減らしました。
他にはこれも洗濯のペースを考えて大量に買っていたバスタオル、買ったはいいが使い勝手が悪くて着なくなった服、セット買いした大量の軍手などなど無駄に購入したもの達をゴミ袋に詰め込みました。
そして置き場が無かったので仕方なくタンスに閉まっていた大量のテーブルタップ。
これは口数が足りなくなって新しい物を買った後そのうち使うかもしれないと取って置いたものでしたが、数年出番は無く全て処分しました。
タンスの中身だけでどれだけ無駄金を使ってきたんだろう?
そんな事を考えながらゴミ袋とタンスそのものを運び出しました。
最後にパソコン机の一本化。
これは完全に一つ無駄に買いましたね。
贅沢に仕事用パソコン机とプライベートで使う用のパソコン机を分けていました。
どちらも一つのパソコン机で済ませられるのにも関わらず「仕事とプライベートで気持ちを切り替えるために必要」と意味不明な理由で買っていました。
しかも更に各机用に別のモニターを購入していました。
無駄すぎる…。
一つのパソコン机を分解して処分、モニターも一つをハードオフで売却しました。
これにより部屋のスペースがかなり広くなりましたが、捨てた物の総額っていくらになったのか…考えると今後物を買いたくなくなってきました。
その他の生前整理のお話しは別記事にしようと思います。
部屋が綺麗になったら物欲が減った
生前整理を経て持ち物から普段使わないものはほぼ無くなりました。
普段使わないものとしては、どうしても捨てられない重要書類が少々と日用品のストックくらいでしょうか。
日用品のストックも生粋のミニマリストの方から見ればもっと減らせと言われるかもしれませんが、ふるさと納税で大量に届いたものですのでこれはまぁいいかなと思います。
この辺りはふるさと納税による節約とミニマリズムの良いバランスを考えないといけませんね。
死後の親族への負担を減らす目的で始めた生前整理ですが、思わぬ節約効果がありました。
それは必要最低限のものに厳選した生活となったことで新たな物を買うことに抵抗が出てきたのです。
もちろん食料品や消耗品は日々消費していく必要最低限のものなので購入しますが、家具やガジェット類など安易に買いがちだったものに興味が無くなりました。
生前整理でお金をかけた物達を大量にゴミ袋に詰め込んだ光景がお店やECサイトの商品を見る時に思い出されるのです。
まとめ
Google検索のキーワードに「節約」と入力するとそれに続くキーワードの予想リストの中に「ミニマリスト」が入っていることに納得しました。
物を捨てる行為は今までにつぎ込んできたお金をゴミ袋に詰め込んで捨てる行為に他ならない、その経験が脳裏に焼き付き新たに物を買うことに躊躇するようになるのです。
今まで「欲しい!」と思ったら即ポチっていたところ、一旦時間を置くようになりました。
するとほとんどの商品が生活に必須の物では無いという事に気づきお金を使わずに済みます。
なかなかお金が貯められない、借金が減っていかない、という方はミニマリストの方々の動画を視聴し実際にご自身の身の回りの無駄なもの整理することをお勧めします。