ある給料日前日に給与明細を眺めていて
「働いても働いても大量に引き去られるんだよなぁ」
とため息をつきたくなりますね。
所得税、住民税、厚生年金保険料、介護保険料、そして健康保険料。
んー、国の健康保険と民間の生命保険の医療保障…随分手厚く保険かけてるな…。
民間の生命保険料を減らせないものか?
保証内容を把握していない民間生命保険の見直しをすることにしました。
民間生命保険の保証内容ってどうなってる?
高卒入社し1年の研修後、配属された工場の敷地内で生命保険会社の営業を受けました。
当時19歳。
保険の相場も何もわからないまま受ける営業。
本当、いいカモですよね。
就職したら保険は入るもの。
そういう固定観念もあり、勧められるままに契約したのを鮮明に覚えています。
説明された保障内容は全く覚えてませんが…。
それでも30歳くらいの時一度見直してはいたんです。
当時払っていた生命保険料は25,000円/月。
入院時の医療保障は入院1日につき5,000円。
これはまぁまだマシでした。
問題は死亡保障。
独身なのに死亡時1,500万円。
親にそんなに残してどうする?っていう金額でした。
その時に死亡時の保証を500万円に落としたのですが…。
その後、営業担当者が交代。
そのタイミングでがん保険の勧誘をされました。
まぁ日本人男性の2人に1人はがんになると言われているし入るかぁ。
と契約したのでした。
保障をよく理解せずに…。
生命保険の見直しを真剣に考えたのは今から2年前の46歳の時でした。
遅すぎる!
その時に支払っていた生命保険料は15,000円/月でした。
その当時の借金額は最大の950万円。
後がありませんでした。
固定費を削らなければ…。
生まれて初めて保険証券を真面目に見ました。
ん?がん保険ってがんに罹った時の医療保障って何も無いの?
がんで死亡した場合に700万円上乗せされるだけ?
以前、死亡保障を見直した意味無くなってるじゃん!
もうびっくりしました。
またもや死亡保障に過剰な保険料を払っていたのです。
本当にアホ…。
後悔しても仕方ない。
長年支払った高額な保険料は理解することをサボった自分への罰金。
そう言い聞かせて契約変更をするために保険会社へ向かいました。
予め死亡時にかかる葬儀代、部屋の片づけにかかる費用を調べて300万円あれば良いかと見積もって、がんによる死亡時の700万円の保証は解約。
基礎の死亡時に支払われる保証も300万円に減額しました。
次に医療保障。
国の医療保険では高額療養費制度というものがあり、私の収入だと一か月に支払う医療費の上限は80,000円程度となることを把握。
貯金があれば民間の医療保障は必要ないなぁ…。
しかし私には貯金が無い。
それどころか多額の借金がある。
医療保障は仕方なくステイすることにしました。
節約効果
民間生命保険を見直した結果、
保障内容は以下のようになりました。
死亡時の保証300万円。
入院時の保証は1日の入院あたり5,000円。
う~ん、随分シンプルで分かりやすい保障内容になりました。
支払う保険料は15,000円/月から7,000円/月に減額。
8,000円/月の支出削減となりました。
毎月持っていかれる固定費が8,000円も減ったのは大きい。
年間にすると96,000円。
毎年それだけ多く前倒し返済に回せるということですからね。
反省
19歳に保険契約した時に戻りたい。
戻れないけど…。
理解できないものにお金を払ってはいけないという典型的な例ですね。
「若いうちに契約すれば先を考えれば保険料安く収まるよ」
そんな営業トークに乗せられ契約した当時の自分に
「何やってんだ!」と言いたい。
カモにされる若者が少しでも減るように就職間際のお子様を持つ親御さんは、理解できるようになるまで保険は契約するな!
と教えてあげて欲しいと思います。