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金融機関の特徴を把握して口座ごとに役割を持たせよう!

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3大メガバンクやゆうちょ銀行、ネット銀行など一言に銀行と言っても様々な業態、サービスを展開している銀行が無数にあります。

店舗を持たないネット銀行は金利やATM利用手数料・振込手数料など、有人店舗を要する銀行よりもお得なケースがほとんどです。

私も3つのネット銀行を利用していてその特徴に合わせて役割を持たせています。

今回は私の使っている3つのネット銀行と私の借入先である中央労働金庫、それぞれの特徴と最適な役割分担を紹介します。

中央労働金庫と3つのネット銀行

銀行口座を複数開設し、それぞれに役割を持たせることでお金の管理が容易になります。

生活資金管理用口座、先取り返済資金・投資資金取り分け口座、貯蓄用口座。

各金融機関それぞれのサービスには長所・短所があります。
それを把握した上で長所を活かした適切な役割を与えて賢くお金の管理をしましょう。

今回ご紹介する金融機関は以下の4つです。

  • 中央労働金庫
  • 楽天銀行
  • あおぞら銀行 BANK
  • auじぶん銀行

中央労働金庫

まずは私がお金を借りている中央労働金庫です。

お金を借りる上で当然普通預金口座が必要であるため開設しました。

しかし後から中央労働金庫の普通預金の特徴を調べてみると支出を管理する口座として優秀であることがわかりました。

金利は有人店舗の金融機関の標準的な0.02%であるため、貯蓄口座としては弱いですね。

長所としては他の金融機関のATM利用手数料を回数制限なしでキャッシュバックしてくれるサービスで実質手数料無料となること。
また他の金融機関への振込手数料も月3回までキャッシュバックしてくれます。

生活費を引き出すために頻繁にATMを使う口座としては非常に助かるサービスですね。

中央労働金庫 まとめ
項目特徴備考
普通金利基本金利…0.02%
ATM利用手数料ろうきん入金…無料、出金…無料
ゆうちょ銀行入金…無料
出金…無料、またはATM・CD払出手数料
   キャッシュバックサービスにより
   実質無料
セブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行
E-net
VIEW ALTTE入金…不可、出金…無料
その他MICS加盟の金融機関各金融機関所定の手数料
振込手数料
(インターネット
 バンキング)
振込先…ろうきんの同一店内あて無料給与振込または年金受取に指定した場合、月3回まで振込手数料をキャッシュバック
振込先…ろうきんの本支店あて5万円未満…110円、5万円以上…220円
振込先…他の金融機関あて5万円未満…132円、5万円以上…352円

楽天銀行

楽天銀行は金利の基本金利が0.10%と高いことが特徴です。
また楽天証券を利用している方であれば楽天証券の口座と連携設定することで金利が0.18%に上がります。

基本金利は2024年9月1日の改定によりこれまでの0.02%から0.10%へアップしました。
これはうれしいですね。

ATM利用手数料・振込手数料の無料回数は口座残高や口座を使って各種取引をした回数で決まるステージによって異なります。
振込手数料は給与や年金の受取口座に指定することでステージに関係なく月3回無料となります。

私のように借金を背負っている方は口座に多くのお金は入れられずステージを上げるのは難しいことから支出監理口座としては中央労働金庫に劣ります。

私の楽天口座の利用方法は給与の受取口座に指定した上で、先取り返済資金・貯蓄資金・NISA/iDeCo投資資金の取り分け用口座として使っています。
これらを確保した上で残りの金額を生活費として中央労働金庫口座で管理しています。

楽天銀行 まとめ
項目特徴備考
普通金利基本金利…0.10%
 優遇金利1:マネーブリッジ設定(楽天銀行と楽天証券の口座を連携)
   預金残高300万円以下分…0.18%
   預金残高300万円を超えた分…0.12%
 優遇金利2:楽天カード引き落とし口座に指定…0.12%
 ※複数の優遇金利に該当する場合、最も高い優遇金利が適用される
ATM利用手数料セブン銀行入金…(3万円未満)220円、
   (3万円以上)無料
出金…220円
会員ステージにより無料回数有り
イオン銀行
PatSat
ローソン銀行入金…(3万円未満)275円、
   (3万円以上)無料
出金…275円
E-net
三菱UFJ銀行
みずほ銀行
ゆうちょ銀行
VIEW ALTTE入金…不可、出金…275円
振込手数料振込先…楽天銀行あて無料会員ステージにより無料回数有り
振込先…他の金融機関あて145円
会員ステージ 条件と手数料無料回数 
ステージ条件ATM手数料
無料回数
他行振込手数料
無料回数
スーパーVIP残高300万円以上
または取引30件以上
7回/月3回/月
VIP残高100万円以上
または取引20件以上
5回/月2回/月
プレミアム残高50万円以上
または取引10件以上
2回/月1回/月
アドバンスト残高10万円以上
または取引5件以上
1回/月1回/月
ベーシックエントリー

※給与・年金の受取口座にすることでステージに関わらず他行振込手数料3回/月無料

取引件数カウント条件
振込・入金他行口座からの振込(1日1カウントまで)
他行口座への振込(手数料無料時はノーカウント)
ATM入出金(手数料無料時はノーカウント)
給与・賞与の受取、年金(国庫金)の受取
楽天銀行法人口座からの振込入金
支払い楽天カードの口座振替(自動引落)
その他の口座振替(自動引落)
Pay-easy(ペイジー)(1日1カウントまで)
楽天コンビニ支払いサービス
(コンビニ払込用のバーコード・QRコードを楽天銀行アプリで読み取って直接楽天銀行口座から支払うサービス)
公営競技JRA 即PAT・楽天競馬・SPAT4・オッズパークへの入金(1日1カウントまで)
オートレースへの入金(1日1カウントまで)
ボートレースへの入金(1日1カウントまで)
KEIRIN.JP・チャリロト・Kドリームス・e-SHINBUN BET・WINTICKET・TIPSTARへの入金(1日1カウントまで)
楽天証券らくらく入金(1日1カウントまで、かつ前月26日~毎月25日間で3カウントまで)
自動入金(スイープ)(1日1カウントまで、かつ前月26日~毎月25日間で3カウントまで)
楽天証券での取引
楽天Edy楽天銀行口座チャージ(1日1カウントまで、かつ前月26日~毎月25日間で3カウントまで)
楽天ウォレットへの入金(1日1カウントまで、かつ前月26日~毎月25日間で3カウントまで)
楽天銀行即時入金サービス(募金は対象外、1日1カウントまで、かつ前月26日~毎月25日間で3カウントまで)
宝くじ宝くじ(ナンバーズ)(購入1口ごとカウント)
宝くじ(ロト)(購入1口ごとカウント)

あおぞら銀行 BANK

あおぞら銀行の口座は「有人店舗」と店舗や窓口を持たない「BANK」に分かれます。
私が利用しているのは「BANK」でここでも「BANK」について紹介します。

あおぞら銀行 BANKの特徴はなんといっても金利、ATM利用手数料・振込手数料の無料条件の決定ルールが非常にシンプルでわかりやすいということです。

金利は0.20%と非常に高く、貯蓄用口座として優秀です。
利用できるATMが少なく、他金融機関への振込に手数料がかかることから、貯めることに特化した口座としての特性が高いと言えます。

私はあおぞら銀行 BANKは生活防衛資金用口座としての役割を与えていて、この口座からお金を移動することは想定していません。
借金を完済したのちは貯蓄用口座としての役割に移行する予定です。

あおぞら銀行 BANK まとめ
項目特徴備考
普通金利基本金利…0.20%
ATM利用手数料ゆうちょ銀行入金…無料、出金…無料
セブン銀行入金…無料
出金
 平日8:00~18:00…110円
 平日18:00~21:00…220円
 土日祝日8:00~21:00…220円
振込手数料振込先…あおぞら銀行あて無料
振込先…他の金融機関あて150円

auじぶん銀行

auじぶん銀行はau経済圏を利用している方にとっては良い銀行です。

au PAYゴールドカードやauカブコム証券を利用、auのスマホ・携帯電話プランにauマネ活プランを選択することで最大金利は0.33%となります。

しかし、0.33%の金利を得るためには極端にau経済圏に振った生活にする必要があります。

節約・支出の削減を発信しているこのブログとしては3大キャリアであるauよりも料金の安い格安SIMを利用することをお勧めしています。

またクレジットカードについてもau PAYカード・au PAYゴールドカードは特に所持することをお勧めできる特徴を持ったものではありません。

auカブコム証券については利用したことが無いので言及できませんが、これらのことからあえてauじぶん銀行に口座を開設する理由はありません。

私はかつてスマホはauを使い、au PAYカードもその際に作っていたことからauじぶん銀行に口座を開設しました。

しかし今は格安SIMに乗り換え、au PAYカードも解約しており金利は基本金利の0.03%。
お金も入れてなく完全な休眠口座となっています。

auじぶん銀行 まとめ
項目特徴備考
普通金利基本金利…0.03%
 au PAY 口座連携で +0.05%
 au PAY カード 引き落とし口座指定で +0.05%
 auマネーコネクト設定で +0.10%
  (auじぶん銀行とauカブコム証券の口座を連携)
 auマネ活プラン加入特典 以下2条件達成で +0.05%
  ①auマネ活プラン 加入
  ②au ID 登録
 auマネ活プランゴールドカード特典 以下3条件達成で +0.05%
  ①auマネ活プラン加入特典 達成
  ②au PAY ゴールドカード会員
  ③au PAY カード 引き落とし口座指定

※auマネ活プラン とは
  auのスマホ・携帯電話料金プランの一つ
   月額税込み 7,239円
   データ容量使い放題
    ※テザリングは30GBまで
   通話 22円/30秒
ATM利用手数料セブン銀行入金…110円、出金…110円会員ステージにより無料回数有り
ローソン銀行
E-net
三菱UFJ銀行
ゆうちょ銀行入金…220円、出金…220円
振込手数料
(スマホ・パソコンから)
振込先…auじぶん銀行あて無料会員ステージにより無料回数有り
振込先…三菱UFJ銀行あて
振込先…他の金融機関あて99円
振込手数料
(電話振込)
振込先…auじぶん銀行あて110円
振込先…三菱UFJ銀行あて
振込先…他の金融機関あて204円
会員ステージ 条件と手数料無料回数 
ステージ条件ATM手数料
無料回数
他行振込手数料
無料回数
プレミアム総資産残高1,000万円以上
またはスタンプ5個以上
入金無制限
出金 15回/月
15回/月
ゴールド総資産残高100万円以上
またはカードローン残高1万円以上
または住宅ローン残高1円以上
またはスタンプ4個
入金無制限
出金 10回/月
10回/月
シルバースタンプ2~3個入金無制限
出金 5回/月
5回/月
レギュラースタンプ0~1個入金 2回/月
出金 2回/月
3回/月
スタンプ獲得条件
カテゴリ取引付与スタンプ数
入金給与・賞与の受取口座に指定左記いずれかでスタンプ1個
年金の受取口座に指定
定額自動入金サービスによる入金
(本人名義の金融機関から毎月一定額をauじぶん銀行の口座に無料で取寄せできるサービス)
口座振替クレジットカードや電話料金当の口座振替(自動引き落とし)スタンプ1個
キャッシュレス決済au PAY 残高へのチャージ左記いずれかでスタンプ1個
スマホ決済(残高へのチャージ)
じぶん銀行スマホデビットの利用
じぶん銀行決済の利用
エンタメじぶん銀行toto(WINNER・toto・BIG)の購入左記いずれかでスタンプ1個
公営競技への入金
資産運用外貨預金の取引左記いずれかでスタンプ1個
じぶん銀行FXの取引
auマネーコネクトの設定
円定期預金残高1円以上
残高総資産残高50万円以上左記いずれかでスタンプ1個
外貨預金残高10万円以上
仕組預金残高10万円以上
カードローン残高1万円以上
住宅ローン残高1円以上

まとめ

金融機関ごとのお勧めの役割をまとめます。

中央労働金庫

ATM・CD払出手数料キャッシュバックサービスを活かし頻繁に現金を引き出す必要のある生活費などの支出監理口座として利用。

楽天銀行

給与受取口座として指定することで他行振込手数料3回/月無料を獲得し先取り返済資金・貯蓄資金・NISA/iDeCo資金を取り分ける口座として利用。

あおぞら銀行 BANK

0.20%の高金利を活かし貯蓄用口座として利用。

auじぶん銀行

au経済圏利用者は最大0.33%の高金利を活かし貯蓄用口座としての利用に適するが、金利アップ条件の一つであるマネ活プラン月額7,239円は高額すぎてお勧めできない。

今回ご紹介した金融機関のうち楽天銀行とauじぶん銀行は手数料無料回数が決まる会員ステージの判定条件がかなり複雑ですね。

ですが借金持ちは自分のお金の出し入れのために金融機関に手数料を払っている場合ではありません。

面倒ですが、複雑な条件もしっかり理解して手数料という無駄な支出を減らしましょう。

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