【貯金85万円】わずかな心のゆとり

前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。
というのも、ここ最近は浪費(ゲーム課金)の抑制も節約も出来ていない訳ではないけれども胸を張って完璧とはとても言えない状況で、記事にするほどの尖った生活になっていなかったから。
ただ、ボーナスによってわずかではあるものの貯金が出来たことで少し心の余裕が出たので、今回はそのお話。
久々の貯金

私には多額の借金があります。
原因はソシャゲにハマってしまい、貯金を食い潰すどころか借金してまで課金を続けてしまったこと。
最大借金額は車のローンも含めて950万円まで膨らみました。そこから2年で少しずつ返済しては来ましたが、現在まだ753万円の借金残高があります。
生活防衛資金を貯めよう貯めようと日々節約をしてもすぐにゲーム課金をしてしまい、10万貯まってはすぐに使い切って、という生活が続いていました。
貯金ゼロでは何か突発でお金が必要な出来事があれば借金をしなければならないギリギリな状態。当然精神上の余裕などあるはずがなく、常にお金に関するストレスに晒されている毎日でした。
そんな中、7月にボーナスが支給されました。
幸いにして今回は会社の業績が良かったこともあり、普段よりも多くボーナスを頂けました。
今まではボーナスをあてにして6月に多額のゲーム課金をしてしまい、7月のクレジットカードの引き落としで支給されたボーナスがほぼ全て消えるパターンがデフォルトとなっていました。
しかしこの6月は理性を効かせてある程度ゲーム課金を抑制することが出来ました。それに加えて好業績によるボーナスの増額。そのおかげで85万円の貯金をすることが出来ています。
貯金上級者から見れば85万円などゼロと変わらない「誤差」程度に思われるかもしれません。しかし常に借金返済に追われ貯金をすることが出来なかった私にとってここまで貯まったのは数年ぶりでした。
貯金ゼロとの違い

100万円にも満たない85万円。生活防衛資金などとはとても言えない金額です。
それでも貯金85万円を持ってみて思ったのは、こんな僅かな貯金でもここまで心の余裕が違うのか、ということでした。
とにかく突発の出来事に怯える感覚がなくなりました。
人生思い通りに行くはずがなく、突発事項のオンパレード、それが人生だと思います。そんな中、長年続いた貯金ゼロ期間にまとまったお金が必要になるような突発事項が起きなかったのは本当に運が良かっただけ。いつ生活が破綻してもおかしくない状況でした。まぁ借金しているので既に破綻はしているのか…。
貯金85万円が出来た途端、正確にはボーナス支給額を上司からのフィードバックで知った途端にまとまったお金が必要になる…かもしれない突発の出来事が起こりました。
健康診断で引っかかり、6月30日に大腸カメラ検査を受けたのですが20個以上のポリープが見つかったのです。
体への負担が大きくなるため一度に全てのポリープを取ることは出来ないということで、10個のポリープを切除、病理検査の結果を待つことになりました。
最悪がんか?とも頭に浮かんだのですが、不思議と心には余裕がありました。
85万円の貯金がある。直近を凌げる程度の額ですが、それでもがんであったとしても高額医療費制度もあり、数ヶ月分の治療費はある、という気持ちが持てました。
これが貯金ゼロだったら相当追い詰められた精神状態になっていたと思います。
というのも5月にカードローンの限度額まで借りることでフリーローンを完済していたので、カードローンを借りる余力が15万円程度しかないのです。
高額医療費制度があるといっても15万円ではがん闘病など全く出来ないかと思います。当然、がん闘病の経験はないのでどれ位のお金がかかるのかわかりませんが、それでも全く足りないことだけはわかります。
幸いにして6月末に切除した10個のポリープは病理検査の結果全て陰性でした。ただ、その場では取れなかった、入院しての切除が必要となる10〜15mmの大きさのポリープが残っており9月上旬に切除する予定。
一般にポリープの大きさが10〜19mmの物の39%ががん化しているとされるため、まだ安心というわけではありません。
それでも心に余裕があるのは僅かな貯金、85万円がもたらしているものだと思います。
貯金を増やす決意

貯金があることのメリットを明確に感じたことでコツコツと貯金額を増やしていきたいという気持ちになりました。
これまでも貯金をしなければいけない、もう崖っぷちだ、という気持ちはあったのですが、それでもぼんやりとしか「やばい状況」が見えていませんでした。
しかし、今回がんの疑いが出てきたことでお金が必要な状況が形となって現れ、初めて貯蓄することの本当の大切さを知りました。
貯金をしなければいけない、貯金をしなければ家族に大きな迷惑がかかる、それを現実問題として感じました。
9月に切除予定のポリープが仮に陰性だったとしても今後はしっかりと貯金をしていくつもりです。そして借金の早期完済も目指したい、そう思った7月でした。