今や買い物に必須となったクレジットカード。
物の購入にとどまらずおまけとして金額の数%をポイントという形でキャッシュバックされる節約には欠かせないアイテムとなっています。
経済産業省の調査によると2023年のキャッシュレス決済の比率は39.3%。
以下のグラフのようにそのうちのほとんどがクレジットカード決済によるものです。
以外とキャッシュレス決済の比率はまだ低いんですね。
クレジットカードに役割を持たせよう
当然それぞれのクレジットカードには長所短所があります。
短所を補いながら用途によってクレジットカードを使い分けましょう。
私も様々なクレジットカードを実際に契約して使ってみて、たどり着いたのが以下4枚のクレジットカードの組み合わせです。
- リクルートカード
- エポスゴールドカード
- 楽天カード
- 三井住友カード ゴールド(NL)
しかし、クレジットカードのポイント付与条件は頻繁に変わるもの。
改悪によりメリットが失われたものはどんどんリストラもした方がいいでしょう。
面倒くさがらずにクレジットカードの規定変更はしっかりと内容を把握しレギュラーメンバーの厳選を常に心がけましょう。
ただし短期間に複数のクレジットカードを申し込むと審査に通りにくくなってしまうようですので注意しましょう。
高還元率のメインカード:リクルートカード
私のクレジットカードのラインナップの中のメインカードはリクルートカードです。
- 細かい条件なく1.2%の高還元率
- 電子マネーへのチャージでもポイントが付与される
- 年会費無料
使い道によって還元率が変動することが無いので考えることなくどんな場面でも使いやすいのがいいですね。
ポイントはリクルートポイントというものが付与されそのままでは使い道はそれほど広くはありませんが、Pontaポイントやdポイントに変換することができます。
私はPontaポイントに変換してアポロステーションでのガソリン給油代に充てています。
- クレジットカード表面にカード番号の記載がある
- タッチ決済機能が無い
最近は多くのクレジットカードがナンバーレスとなっていますがリクルートカードはカード表面にカード番号の記載があります。
セキュリティ的にはちょっと気になりますね。
また、タッチ決済機能が無いのは地味に不便です。
カードを端末に差し込んで暗証番号を入力するちょっとした手間に使い勝手の悪さを感じます。
選べるポイントアップ:エポスゴールドカード
一部の用途に限って利用しているのがエポスゴールドカードです。
- 選べるポイントアップショップで還元率1.5%
- 年間50万円利用で翌年以降年会費永年無料
- 年間50万円利用で2,500ポイントのボーナスポイントゲット
年間100万円利用で10,000ポイントのボーナスポイントゲット
※100万円利用で得られるのは10,000ポイントです
12,500ポイントではありません
エポスゴールドカードでは3店舗まで選択してポイントアップショップとして登録することで還元率が1.5%となります。
ポイントアップショップの選択肢も非常に多く、普段利用しているサービスが必ずあるはずです。
私は近くのスーパー、電力会社、JRの3つを選択しています。
以前はポイントアップ選択候補にモバイルSuicaが有り、モバイルSuicaに支払い方法を集中することでほとんどのお店で実質1.5%の還元率を得られたのですが、2023年8月をもってポイントアップ対象から外れてしまいました。
これは非常に残念でした。
得られるポイントはエポスポイントです。
使い道としてはクレジットカードの支払いに充てるか、Amazonギフトカードへの交換、Appleギフトカードへの交換に充てています。
- 基本還元率が0.5%と低還元率
- 初年度は年会費が5,000円かかる
※年間50万円利用すれば翌年から年会費永年無料
基本還元率は0.5%と低いためメインカードとしては不満があります。
選べるポイントアップショップ3店舗の利用に限定して1.5%の還元率を得るという使い方になります。
楽天市場で高還元率:楽天カード
楽天市場での決済手段として利用すると3.0%以上の高還元を受けられる楽天カード。
誰もが作っておいて損の無いカードかと思います。
- 楽天市場での利用で最低3.0%の高還元率
- 楽天経済圏の利用状況によるスーパーポイントアッププログラムで最大17.0%まで還元率アップ
- ポイントの使い道が多い
- 年会費無料
楽天市場を利用する全ての人に持ってもらいたい楽天カード。
スーパーポイントアッププログラムでの還元率アップも大きいですね。
私は楽天カードの利用料引き落とし先を楽天銀行にすることで得られる+0.5%だけしか恩恵が得られていませんが、楽天モバイル(+4%)を利用している人は作らない理由は無いかと思います。
楽天ふるさと納税での利用でも現在はポイントが着きますが、2025年10月からふるさと納税でのポイント付与が禁止となってしまいました。
政治家は本当に庶民の生活の足を引っ張ることしかしませんね。
- 公共料金の支払いでは0.2%の低還元率
- 税金、NHK受信料の支払いでは0.2%の低還元率
- 保険料、楽天モバイル以外の携帯電話利用料の支払いでは0.5%の低還元率
- 上記のように還元率の決定ルールが複雑
※カード利用獲得ポイントの還元率が異なる利用先 - 還元率ルールが頻繁に改定される
楽天カードの還元率の決定ルールはとにかく複雑でわかりずらいです。
上記のように還元率が非常に低くなる利用先があるため注意が必要です。
投資利用還元率改悪:三井住友カードゴールド(NL)
SBI証券でのクレジットカード積立用に契約した三井住友カードゴールド(NL)。
しかしクレジットカード積立の還元率改悪によりリストラ候補の筆頭に浮上しました。
- 年間100万円利用で翌年以降年会費永年無料
- 年間100万円利用で10,000ポイントのボーナスポイントゲット
- 対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元
このカードを持つメリットは個人的には無くなりましたね。
借金持ちで節約をしなければいけない身で年間100万円利用を今後も続けることはありませんし…。
- 基本還元率が0.5%と低還元率
- 初年度は年会費が11,000円かかる
※年間100万円利用すれば翌年から年会費永年無料 - SBI証券でのクレジットカード積立の還元率が改悪
SBI証券でのクレジットカード積立の還元率が2024年10月より改悪されます。
前年の利用金額(クレジットカード積立分はカウントされない)によって還元率が変わりますが、前年利用金額が10万円未満の場合の還元率は0%。
もはや三井住友カードゴールド(NL)を持つ理由は無くなりました。
NISA口座も2025年以降はSBI証券から楽天証券に移管することにします。
クレジットカード決済でお得に暮らしましょう
現金決済は必要なお金を取り出すのに時間もかかりますし、何よりポイントバックがありません。
今の時代クレジットカードを利用しないのはそれだけで損失と言えるでしょう。
ご自身の出費先に合わせて最適なクレジットカードを選択してお得に暮らしましょう。
還元率のルールは頻繁に変わりますので契約後も変更情報をしっかり把握することも重要ですよ。