今や子供から大人まで老若男女問わず悩ませるゲーム課金の沼。
お小遣いの範囲で楽しんでいる間はいいのですが、ゲームの運営側は次から次へと魅力的な新キャラクターやアイテムを生み出し私達に課金を迫ってきて浪費を促してきます。
気づけばお小遣いでは到底満足できず、借金をしてまでゲームに課金してしまう人もいます。
私もその一人でゲーム課金をやめられず大きな借金を背負ってしまいました。
10年にわたってゲーム課金をやめるために意識改革や様々な対策を試しましたがどれも私の課金欲を止めるには至らず、いつまでもダラダラと課金を続ける日々が過ぎていきました。
そんな私もある一つの手段を覚悟を決めて実行することで遂にゲーム課金…というより10年続けたゲーム自体をやめることができました。
今回はゲームをやめることができた手段の紹介だけでなく、無駄に終わった対策も皆さんの半面教師としてもらい、遠回りすることなくゲームをやめられるよう紹介していきたいと思います。
数百万円かけて育てたデータとの決別
私がゲームやめた唯一の方法は数百万円かけて育ててきたデータにアクセスできない状況を作り出したことです。
スマホゲームには機種変更時のデータ移行やスマホ故障時のデータ復旧のためにアカウントにID・パスワードを設定することで、いつでもそれを呼び出せる機能があります。
つまりゲームをやめるためにスマホからゲームを消しても、数日後にまたゲームを始めたくなってしまった場合、ID・パスワードを覚えていればデータを復活させることができます。
重課金・廃課金をするくらいの人はID・パスワードは当然暗記していたりメモに残したりしていることでしょう。
私は意を決してパスワードを到底覚えることのできない文字列に変更しました。
変更するパスワードをパソコンのメモ帳にキーボードから適当に英数字を入力。
変更後のパスワードとパスワードの再確認にその文字列を入力してパスワードを変更した後、保存せずにメモ帳を閉じました。
そして間髪入れずにスマホからゲームをアンインストールしました。
これにより数百万円をつぎ込んだデータに二度とアクセスすることができなくなり、とうとうゲームをやめることができたのです。
どんなに悔やんでももうデータは戻せません。
これで良かったのです。
この対策を打つには覚悟を決めて一気に実行することが大切です。
課金の沼から抜け出すために、やるかやらないか、それだけです!
覚悟を決めましょう!
無駄に終わった課金をやめる努力
ここからは課金をやめるために私が試して挫折した対策の数々を紹介します。
どれも課金をやめるには至らなかったものです。
これらの対策をして課金を数日我慢しては、反動で大きな課金をしていました。
やるだけ無駄、というよりやらない方が傷が浅かったのでは?と今となっては思います。
これらの対策を試す暇があったら覚悟を決めて先述のデータとの決別をしましょう!
課金要素のないゲームに鞍替えする
課金しているゲームをやめて、ゲーム買い切りで追加課金する要素のないゲームに切り替える対策です。
面白いゲームは色々あるとは思うのですが、ゲーム課金を一度知ってしまうとそのギャンブル性を求める衝動を抑えるほどのインパクトあるゲームに巡り会うことはできませんでした。
買い切りのゲームを買ってもすぐに飽きてしまい、すぐにソシャゲに戻りました。
Nintendo Switch本体とゲームを買って一週間で飽きました。
まさに浪費!Switchは一か月後にブックオフで売りました。
スマホからクレジットカードの紐づけを外す
スマホにクレジットカードが紐づいていなければ課金をすることができません。
スマホにもう一度クレジットカードを登録する手間をかけてまで課金しないだろう、そう思ってクレジットカードをスマホから削除しました。
結論から全く効果なし!
溢れ出る課金欲の前にはスマホにクレジットカードを登録する手間など手間ではありませんでした。
あっという間にクレジットカードを登録、なんの躊躇もなく課金していました。
ゲーム以外の趣味を見つける
ゲーム以外の趣味に没頭するというのは効果を感じました。
ブログを始めたことでゲームをする時間が極端に減りました。
ただ、これまで多額のお金をつぎ込むほどのめり込んでいたゲームに勝る趣味を見つけるのも難易度が高いと言わざるを得ません。
私もゲームを始めてからブログを始めるまで10年かかっていますからね。
新しい趣味を探している間も課金は続けます。
きっぱりとデータと決別してさっさとゲームを消しましょう。
ネットに載っている対策
インターネット上にも課金をやめるための対策は溢れています。
弁護士事務所のサイトや医療機関のサイト、大学研究室のサイトなど。
しかしどれも「これではやめないなぁ」というものばかりでした。
実際にこれらの案を提示してくれる人は自身が課金沼に苦しんでいる訳ではないのでどうしても理想論になってしまっている気がします。
課金に使う限度額を決める
これは対策ではないですね。
意識づけでやめられるなら借金していません。
クレジットカードの利用上限を減額する
これは私は試すことができませんでした。
なぜかというとこの対策を知った時にはすでに限度額までリボ残高が積みあがっていたからです。減らすに減らせなかったということです。
ただ、これをやったところで課金をやめることはできなかったでしょう。
クレジットカードを生活や固定費の引き落としに利用しているため、ぎりぎりのラインを狙った限度額の設定は難しいですし、少しでも枠が空いていれば課金したでしょうから。
限度額までクレジットカードを使ってもキャリア決済という課金手段もありますしね。
医療機関で治療
日常生活よりもゲームを優先してしまうなど、ゲームに過度に依存してしまう状態を「ゲーム障害」という名称でWHOが2018年に病気として認定しました。
このことからもゲームに廃課金してしまう人に医療機関での治療を勧める記事もあります。
治療を行うことは効果があるかもしれませんが、治療に踏み出すまでのハードルが高いですね。
私は20年前にうつ病を患って精神科へ通院を続けていますが、その私でも病院の先生に相談しようとは思いませんでした。
借金をしてまでゲームをしていることを相談するのが恥ずかしいという思いからです。
20年前に精神科へ行ったのも会社の産業医が異変を察知して強引に病院を予約してくれたことがきっかけでしたが、なかなか自分から病院に相談に行くのは難しいですね。
まとめ
ゲームへの課金をやめるための対策は色々考えることはできますが、そこにスマホとデータがあれば結局どんな手を使ったところでゲームに戻ってきてしまいます。
スマホは現代で生活するために必須のツールですので手放すことは現実的ではありません。
それであればデータへのアクセス手段をなくすしかありません。
冒頭で紹介したアカウントのID・パスワードを覚えられないものに変更する、これを覚悟を決めて、今すぐ実行しましょう!
決断が遅れるほどに借金は積み上がっていきますよ!
返済しては借金をしての繰り返しはもうやめましょう!